植物図鑑
サンシュユ
サンシュユ属(ミズキ属)
サンシュユ
学名:
Cornus officinalis
〔基本情報〕
高さ3~7mほどの落葉小高木。
よく枝分かれして茂り、楕円形の樹形となります。
樹皮は薄くはがれます。
若い枝は白緑色です。
葉は対生する単葉で長さ4~10cm、幅2~6cmの卵型~長楕円形です。
葉の縁は全縁です。
若い葉は裏面に白色の軟毛がありますが、のちに脈上を除いて無毛となります。
葉柄は長さ0.6~1cmです。
葉が出るより前、枝先に、4個の総苞に包まれた花序を出し、30~40個の花を密につけます。
花は径4~5mmで鮮やかな黄色の4弁花です。
果実は楕円形の石果で赤色に熟します。
〔来歴〕
江戸時代中期に薬用植物として渡来しました。
〔利用〕
種子を除いて乾燥させた果実を薬用として利用します。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
挿木は7月中旬が適期です。
早春の移植や剪定は樹が弱るので避けます。
日当たりと水はけ、水もちのよい肥沃な土壌を好みますが、土質はさほど選びません。
半日陰地でも耐えます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は寒肥として有機肥料を株元に施します。
病虫害としてはうどんこ病とイラガがあります。
名前
サンシュユ(山茱萸)、ハルコガネバナ(春黄金花)、アキサンゴ(秋珊瑚)、Japanese cornel、Japanese cornelian cherry、Cornelian cherries
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、11月、12月
花咲く季節
3月、4月、5月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
朝鮮半島北部、中国
形状
直立、分枝
草丈・樹高
3000〜7000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
4
花の色
黄
花径
4〜5
花序の長さ
実の色
赤
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植、切花、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
イラガ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19483
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