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ヒサカキ

ペンタフィラクス科(モッコク科、サカキ科) ヒサカキ属

Eurya japonica var. japonica

〔基本情報〕照葉樹林でみられる常緑低木または小高木。
葉は2列状に互生する単葉で、長さ3~7cm、幅1.5~3cmの楕円形となり、厚みがある革質です。
葉の表面には光沢があり、無毛です。
葉の縁には鈍い鋸歯があり、先端ほど大きく、基部にはほとんどありません。
短い葉柄をもちます。
雌雄異株ですが、両性花をつける株もあります。
花は葉腋に1~3個が束生し、下向きに咲き、枝の下側に多数の花が並んで見えます。
花はクリーム色で、径2.5~5mm、つぼ形~鐘形となる5弁花です。
花には強く独特な芳香があります。
萼はまるく、紫色で、花弁の長さの半分以下です。
雄花には12~15個の雄しべと退化した雌しべがあり、雌花には1個の雌しべとときに退化した雄しべがあります。
果実は径4mmほどの球形の液果で、黒紫色に熟します。

〔利用〕サカキの代用として神事に用いられます。
枝葉や果実を薬用とします。
果実は染料にもなります。

〔栽培〕増殖は実生、挿木によります。
実生の場合は熟した果実を採り、果肉を洗い流してとりまきにするか、乾かないよう湿らせた砂などに入れて密閉し冷暗所で保存して翌春に播きます。
半日陰で、水はけ・水もちのよい肥沃な土壌を好みます。
強い風が当たる場所は乾燥するので避けるようにします。
日向や日陰でも育ちます。
水やりは鉢植えの場合は与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎり降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株の周りに施します。
病虫害としてはカイガラムシがあります。

〔備考〕名の由来には、サカキではないので「非榊」、サカキより小さいので「姫榊」などの説があります。
名前 ヒサカキ
East Asian eurya
花咲く季節 ? 3月、4月
実のなる季節 ? 10月、11月、12月
分布または原産地 ? 日本(本州:岩手県・秋田県以南、四国、九州、琉球:西表島まで)、朝鮮南部
生活型 ? 低木、小高木
常緑・落葉 ? 常緑
広葉・針葉 ? 広葉
生活様式 ? 地生
植え付け(または播種)季節 ? 3月、4月、9月、10月
形状 ? 分枝
葉の形 ? 単葉(不分裂葉)
葉の生え方 ? 互生
縁の形 ? 鋸歯
花のつき方 ? 束生
花弁の数 ? 5
花の色 ? 黄白
花径 ? 2〜5mm
実の色 ? 紫、その他
葉の色 ?
種苗の入手難易度 ?
種苗の入手形態 ?
繁殖方法 ? 種、挿木
日照条件 ? 日向、半日陰、日陰
水分の必要性 ? 普通
土の必要性 ? 必要
耐候性 ? 耐暑性、耐陰性
用途適性 ? 盆栽、鉢植、生垣、切花、公園・庭園、屋上緑化
虫害 ? カイガラムシ
有用 ? 薬用、その他クラフト
文化との関わり ? サカキの代用として神事に用いられます。
日本花き取引コード ? 41926
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