植物図鑑
ミツマタ
ミツマタ属
ミツマタ
学名:
Edgeworthia chrysantha
〔基本情報〕
高さ2mになる落葉低木。
樹形は半球形です。
枝は3つに分岐し、はじめ緑色でのち黄褐色となり、若いうちは毛がはえます。
葉は互生する単葉で、長さ9~25cm、幅2~6cmの長楕円形~披針形です。
葉の両面に長い絹毛が密にはえ、縁は全縁です。
葉柄は5~8mmです。
花は葉が出る前に咲きます。
今年出た枝の上部の葉腋に頭状花序を出し、30~50個の花がつきます。
花には花弁がなく、花冠状に発達して4裂した萼裂片の内側が黄色く色づきます。
萼裂片の外側は白色または金色の絹毛に覆われます。
果実は緑色のまま熟します。
〔来歴〕
栽培されていたものが逸出して野生化しています。
〔利用〕
繊維植物で、日本では和紙の原料として栽培されます。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
種子はよく水洗いしてから乾かさないように貯蔵し、春に播きます。
水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
日向~半日陰で育ちますが、幼木のうちは直射日光を嫌うので、落葉樹の下などに植えるか遮光するとよいです。
成木での移植を嫌います。
水やりは鉢植えや地植えでも幼木の場合は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
地植えの成木では晴天が続き乾燥しない限りは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株元に施します。
病虫害は特にありません。
名前
ミツマタ(三椏、三叉)、Oriental paperbush
生活型
低木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
3月、4月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国南部、ヒマラヤ
形状
分枝
草丈・樹高
2000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
黄
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、花壇、切花、公園・庭園、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
56362
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