今回は、ベランダ菜園にトライしたいけど「うちのベランダは何をやっても枯れる」とお悩みの方に朗報です! コレなら育つ! 食べられる多肉植物の代表グラパラリーフをご紹介しましょう。
グラパラリーフってどんな植物
グラパラリーフの原産地はメキシコ。ベンケイソウ科の植物です。日本ではオボロヅキ(朧月)の名で知られています。生育適温は20~30度とされていますが、10度以下の屋外でも育て方や場所によってはダメージは少ないようです。
育て方のポイントは「土」。土選びに迷ったら、多肉植物の土を使って育てましょう。水の与えすぎは禁物ですが、まったく与えないと枯死しますので、葉にシワが出てきたら与えましょう。日光は半日陰でも十分育ち、庭先やベランダ以外でも、室内の窓辺などでも育てることが可能です。繁殖させたいときは、葉を土の上などに置いておけば、発根、発芽します。発芽、発根を確認したら土に植えましょう。
もちろん、挿し木などでも増やすことはできます。夏越し、冬越しは基本的に水は与えずに管理しましょう。株が育ったら葉を摘み取りながら収穫しましょう。
超スーパーフードとして人気
グラパラリーフはビタミン、アミノ酸が豊富で、さらに20種類以上のミネラル分が含まれていることから、スーパーフード、サプリベジタブルと呼ばれるほど栄養価が高いことでも知られています。そのお味はサクサクとした食感で、ピリッとした酸味があります。そのため加熱するより生で楽しむ方がよいでしょう。
作ってみました! グラパラタルタル
市販の揚げものやポテトチップスにちょっと添えればオシャレになるのがディップソース。そこで、グラパラリーフを使ってグラパラタルタルを作ってみました。
用意するものはグラパラリーフ、ゆで卵、あれば漬物(今回はダイコンの酢漬けを利用)。作り方は、グラパラリーフ、ゆで卵、漬物を細かく切ってマヨネーズに混ぜ合わせるだけ。また、まもなくやってくるバレンタインデーには、グラパラリーフにチョコレートをコーティングしたチョコリーフもオススメ。
【ご注意】グラパラリーフ以外にも食べられる多肉植物はありますが、すべての多肉植物が食用になるワケではありません。なかには毒性があるものも! 必ず食用かどうかを確かめたうえで利用してください。
(グリーンアドバイザー・健康管理士一般指導員 ふじえりこ)