こんにちは。エバーグリーン編集部のまえだです。
1月も半ばとなり、ようやくお正月気分が抜けてきました。タイムのハーブティーのおかげで、風邪を引かずに新年を元気に迎えることができました。でも、正月休みに食べ過ぎたせいか、いまだに胃腸の調子が……。
1月7日には、「胃腸にやさしいよ」と、母が七草粥を作ってくれたのですが、七草のうち、セリとスズナ(カブ)、スズシロ(大根)以外は、庭先や道端に生えている草。以前から、「おかゆが胃腸にやさしいのはわかるけど、どうしてわざわざ<草>を食べるんだろう?」と疑問に思っていた私。早速、ネットで調べてみると、そのどれもにビタミンや鉄分、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれていて、胃腸だけでなく身体に良いさまざまな作用があることがわかりました。改めて、昔の人の知恵に関心している私です。
例えば、セリには、免疫力を高めるビタミンAとビタミンC、疲労回復に効果的なビタミンB群、鉄分が、ハコベ(ハコベラ)には、ビタミンA、B群、C、カリウム、鉄、カルシウム、ナズナは、それに加えて亜鉛が含まれています。スズナやスズシロには、ビタミンCや胃腸の調子を整えるアミラーゼが含まれていますし、オギョウ(ゴギョウ)は、咳や痰が気になったり熱があったりしたときに用いられますし、ホトケノザには解熱や鎮痛作用のある成分が含まれるといわれています。
なんだか風邪予防や美容にも効果がありそうです。西洋でハーブが料理や健康維持のために使われてきたのと似ていますね。
1月7日を過ぎた今、「七草粥セット」は、もうスーパーには並んでいませんが、こんなに身体に良いのなら、手に入りやすい材料を集めて、ときどき「三草粥」や「五草粥」を作ってみてはいかがでしょう? 私のハーブの参考書の一冊『ベニシアのハーブ便り』によると、オギョウやハコベラは茹でて和え物やサラダにしてもおいしいらしいですよ。おかずが一品足りないときに試してみようと思います。
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「七草がゆで胃をリセット!豊富な栄養と効果 ( 美肌レシピ – スキンケア大学)
- お米から炊いたおかゆは、やっぱりおいしい!
- 昔の人は「ストトントントン ストトントントン」と七草ばやしを歌いながら、七草を刻んでいたそう。
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