紫で彩るアケビnew12月の過去記事

トウゴマ

トウダイグサ科 トウゴマ属

Ricinus communis

〔基本情報〕
熱帯では高さ10mほどの低木になりますが、温帯では高さ4~5mほどの一年草または多年草として扱われます。
しばしば全体に赤色~紫色を帯び、茎は直立します。
若い茎は粉白を帯びます。
葉は互生し、掌状に5~11裂して、径90cmほどにもなり、縁には鋸歯があります。
長い葉柄をもちます。
茎先に円錐花序を出します。
花には雄花と雌花があり、花序の上部に雌花、下部に雄花がつき、ともに花弁はありません。
果実は径2~3cmほどの球形~卵形の蒴果で、表面が刺に覆われます。
種子は楕円形で、まだら模様があります。

〔利用〕
種子から油(ヒマシ油)が得られ、有毒ですが、薬用や工業用などにされます。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
発芽には20℃以上必要なので、春に十分気温が上がってから播きます。
耐寒性が弱いですが、根が凍らなければ地上部が枯れても翌春にまた芽吹きます。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
枝葉がよく広がるので、株間2mほどの広いスペースを必要とします。
水やりは夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にありません。
名前 トウゴマ (唐胡麻) 、ヒマ (蓖麻)
castor bean、castor oil plant
花咲く季節 ? 7月、8月、9月、10月
分布または原産地 ? 熱帯アフリカと推定されている
ハーディネスゾーン ? 9a〜11b
生活型 ? 一年草、多年草、低木
生活様式 ? 地生
植え付け(または播種)季節 ? 5月、6月
葉の形 ? 分裂葉
葉の生え方 ? 互生
縁の形 ? 鋸歯
花のつき方 ? 円錐花序
花の色 ? 黄白
葉の色 ? 赤、緑、紫
種苗の入手難易度 ?
種苗の入手形態 ? 種子、苗
繁殖方法 ?
日照条件 ? 日向
水分の必要性 ? 普通
土の必要性 ? 必要
耐候性 ? 耐暑性、非耐寒性
用途適性 ? 花壇、公園・庭園
有用 ? 薬用、その他クラフト
日本花き取引コード ? 19791
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