植物図鑑
チングルマ
チングルマ属
チングルマ
学名:
Sieversia pentapetala
〔基本情報〕
高山の雪田や湿原などでみられる落葉小低木。
茎は細く、よく枝分かれして、地を這います。
葉は互生し、5~9小葉からなる奇数羽状複葉で、長さ1.5~5cm、幅1~2.2cmほどです。
葉の表面には光沢があり、両面とも無毛で、頂小葉はときに3裂します。
葉柄があります。
葉は秋に紅葉します。
直立する花茎の先に径1.6~2.8cmの白色の5弁花を単生させます。
多数の黄色い雄しべがあります。
花茎は開花後にのびます。
花柱は開花後に伸びて、羽毛状になります。
果実は痩果です。
〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿木によります。
日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好み、強い西日や夏の直射日光が当たる場所は避けるようにします。
夏の暑さが厳しい地域では、夏は半日陰の風通しのよい場所に移して涼しく過ごさせます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬の落葉中も完全に乾燥しないようにします。
高温多湿に弱いので、気温の高い時期は夕方以降に潅水するようにします。
施肥は春と秋に緩効性肥料を置き肥します。
病虫害としてはうどんこ病、アブラムシがあります。
名前
チングルマ(稚児車、珍車)、イワグルマ(岩車)
生活型
低木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
9月、10月、11月
分布または原産地
日本(北海道、本州:中北部)、南千島、千島列島、サハリン、カムチャツカ半島、アリューシャン列島
形状
匍匐
草丈・樹高
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁、欠刻
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
5
花の色
白
花径
16〜28
花序の長さ
実の色
葉の色
赤、緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
ロックガーデン、鉢植
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22376
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