植物図鑑
ネムノキ
ネムノキ属
ネムノキ
学名:
Albizia julibrissin var. julibrissin
〔基本情報〕林縁や原野などの日当たりがよい湿地にはえる落葉高木。
高さ10m以上になります。
葉は互生する2回偶数羽状複葉で、7~9対のほぼ対生する長さ5~15cmの羽片がつきます。
それぞれの羽片には長さ10~17mm、幅4~6mmほどで狭卵状楕円形の小葉が15~30対つきます。
小葉は先がとがり、全縁、縁と裏面の主脈に毛があります。
葉柄や小葉柄の基部はふくれていて葉枕とよばれます。
葉枕の細胞の膨圧が昼夜で変化するために葉の就眠運動が起こり、夜間に葉が閉じます。
葉柄の基部にやや大きな蜜腺がつきます。
枝先に円錐状に集まる頭状花序を出し、10~20個の花がつきます。
花は長く伸びた淡い紅色の雄しべがブラシ状にめだちます。
果実は長さ10~15cm、幅1.5~1.8cmの扁平な豆果で、扁平で楕円形の種子を10~18個含みます。
〔利用〕樹皮は薬用とされます。
〔栽培〕増殖は実生、根伏せ、接木によります。
実生の場合は開花するまで10年ほど要します。
日当たりと水はけのよい肥沃な場所を好みます。
日当たりがよい方が花がよく咲きます。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
庭植えの場合は特に必要はありません。
肥料は特に必要ありません。
やや寒さに弱いです。
痩地や乾燥地でも育ち、強風にも耐えます。
成木での移植は避けます。
剪定は特に必要ありませんが、気になるようなら邪魔な枝を間引く程度にします。
病虫害としてはすす病、カイガラムシなどがあります。
〔備考〕夜眠るように葉が閉じることが和名の由来となっています。
名前
ネムノキ(合歓木)、ネム、silk tree
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
9月、10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州~琉球)~イラン
形状
直立
草丈・樹高
10000mm
葉の形
偶数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
桃
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、接木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐乾性、耐風性
用途適性
盆栽、鉢植、切花
ハーディネスゾーン
7a〜11b
病害
すす病
虫害
カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
キチョウの食草
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
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