植物図鑑
ヒイラギナンテン
メギ属
ヒイラギナンテン
学名:
Berberis japonica
〔基本情報〕高さ1.5mほどの常緑低木。
自生地では4mになるものもあります。
葉は互生する奇数羽状複葉で、枝先に集まる傾向があります。
小葉は5~8対あり、楕円状披針形、革質で刺状の鋸歯があります。
葉は冬に黄褐色を帯びたブロンズ色に紅葉します。
枝先にやや横向きに倒れる総状花序を出し、密に花をつけます。
花は黄色の6弁花です。
雄しべは、昆虫などが触れると、花粉をなすりつけるように動きます。
果実は液果で、青藍~黒紫色に熟し、白い粉をふきます。
〔来歴〕17世紀末に渡来したとされます。
〔栽培〕増殖は実生、挿木によります。
実生は熟した果実を採り、果肉を水洗いして取り除き、とりまきとします。
東北地方以南での栽培に適し、冬の寒風があたらないほうが望ましいです。
日向から半日陰で土質は特に選びませんが、乾燥しすぎない肥沃な土壌を好みます。
日陰では徒長して、花つきも悪くなります。
強健で栽培は容易です。
鉢植えの場合は春~秋に土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えの場合は極端に乾燥しないかぎり特に必要ありません。
施肥は寒肥として緩効性肥料を施します。
枝が間のびした場合、剪定して樹形を整えます。
病虫害は特にありません。
〔備考〕葉がヒイラギに、果実がナンテンに似ることから名がつきました。
名前
ヒイラギナンテン(柊南天)、Japanese Mahonia
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、10月、11月
花咲く季節
3月、4月
実のなる季節
6月、7月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国(浙江省以南)~ヒマラヤ、台湾
形状
分枝
草丈・樹高
1500mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯、刺状
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
6
花の色
黄
花径
花序の長さ
実の色
青、紫
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、生垣、花壇、公園・庭園、壁面緑化、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
69153
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事