植物図鑑
ミツバアケビ
アケビ属
ミツバアケビ
学名:
Akebia trifoliata
〔基本情報〕
他のものに巻きついて登る落葉つる性木本。
ときに冬にも葉が残ります。
葉は互生し、3小葉からなる掌状複葉、葉柄は2~14cmです。
小葉は長さ2~6cm、幅1.5~4cmの卵形で先がややくぼみ、波状の鋸歯があります。
小葉柄は0.3~3cmです。
短枝の新葉や鱗片のわきに総状花序が下垂し、先端に十数個の雄花、基部に1~3個の雌花をつけます。
花には花弁はありません。
雄花は径0.4~0.5cm、濃い紫色で長さ0.2cmの萼片が3枚あり、花柄は0.3cmです。
雌花は径1.5cm、濃い紫色で長さ0.7~1cmの萼片が3枚あり、花柄は2~4cmです。
果実は液果で長さ10cmほどの長楕円形で紫色を帯び、熟すと裂開し、中から白い果肉があらわれます。
〔利用〕
果肉には甘みがあり生で食べられます。
残った肉質の果皮には苦味があり、肉詰めにするなど調理して食べられます。
若芽も山菜として利用されます。
種子からは採油ができます。
また蔓は籠を編むなど工芸品に利用されます。
蔓を生薬として利用します。
〔栽培〕
水はけと水もちがよく、日当たりのよい場所であればあまり土壌を選びません。
増殖は接木や実生によります。
病虫害としてはうどんこ病やアブラムシがみられます。
名前
ミツバアケビ(三葉通草)、ハマミツバアケビ(浜三葉通草)
生活型
つる性木本
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
1月、2月、11月、12月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道-九州)、中国
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
掌状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
波状、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
紫
花径
4〜15
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
接木、種
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、生垣、切花、公園・庭園、壁面緑化
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
アブラムシ
香り
味覚
甘味
食用
実、葉
毒性
有用
薬用、食用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
54170
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