植物図鑑
ミョウガ
ショウガ属
ミョウガ
学名:
Zingiber mioga
〔基本情報〕
高さ40~100cmの多年草。
野生でも見られますが、ふつうは栽培されます。
細い円柱状の地下茎をもち、地下茎には多くの節があって地中を横に走ります。
葉は単葉で2列互生状に出て、長さ20~30cm、幅3~6cmの長楕円形~披針形です。
葉の基部は鞘状に茎を抱いて巻き重なり、これが偽茎となります。
花茎は偽茎とは別に地下茎の先から伸び、高さ5~10cmほどで、先端に長さ5~7cmで長楕円形の花序をつけます。
花序には赤緑色の苞が密につき、その間から次々に花が咲きます。
花は径5cmで淡い黄色で、1本の仮雄ずいが花弁状に発達してめだちます。
1つの花は1日でしぼみます。
果実はあまり見られませんが、蒴果で、熟すと裂け、内側は赤色で、黒い種子が白い仮種皮に包まれた独特の姿になります。
花の出る時期により夏ミョウガと秋ミョウガの2系統があります。
〔来歴〕
自生のものは古くに中国から渡来し、野生化したと考えられています。
〔利用〕
花序や若い茎葉に辛みと芳香があり、香味野菜として利用されます。
花序は「花ミョウガ」または「ミョウガの子」、若い茎葉は「ミョウガタケ」とよばれます。
〔栽培〕
増殖は地下茎によります。
水はけがよく適度に水分のある腐植質に冨んだ土壌を好みます。
日向~半日陰で育ちます。
病虫害としては根茎腐敗病、いもち病があります。
名前
ミョウガ(茗荷)、mioga
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月
花咲く季節
8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州~九州)
形状
草丈・樹高
400〜1000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
黄白
花径
50
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
花壇、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
根茎腐敗病、いもち病
虫害
香り
味覚
辛味
食用
花、葉、茎
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22456
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