植物図鑑
エンレイソウ
エンレイソウ属
エンレイソウ
学名:
Trillium apetalon
〔基本情報〕
山地の林内の湿り気のある場所にはえる高さ20~40cmの多年草。
太く短い根茎をもちます。
茎は1本直立し、茎先に葉が3枚輪生します。
葉は長さ6~17cmほど、幅も同長の卵状菱形で全縁、先が急にとがります。
葉の中心に花を1個つけます。
花は緑色~紫褐色で長さ1.2~2cmの長楕円形となる外花被片が3枚あり、内花被片はふつうありません。
葯は花糸よりやや短く、子房は球形です。
果実は径1~2cmで3稜がある球形の液果で緑色~黒紫色に熟します。
花がない時期のミヤマエンレイソウとの区別は難しいです。
〔利用〕
有毒ですが、根茎を薬用とします。
〔栽培〕
増殖は実生によりますが、種から育てると開花までに5~10年かかります。
種子は乾燥すると発芽率が悪くなるので、とりまきとし、砂質土壌に播いて発芽までは乾かないように注意が必要です。
肥沃で水はけのよい土壌を好み、砂質土壌や山野草の土を用いるとよいです。
秋~春は日向、夏は半日陰~日陰で涼しい場所がよく、地植えでは落葉樹の下に植えるとよいです。
水やりは生育期間中は水切れしないように注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合も晴天が続いて乾燥するようなら潅水します。
休眠中は降雨にまかせます。
施肥は秋に堆肥を施します。
病虫害としてはアブラムシがあります。
名前
エンレイソウ(延齢草)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
ミヤマエンレイソウ、オオバナノエンレイソウ
植え付け(または播種)季節
7月、8月、9月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、南千島、サハリン
形状
草丈・樹高
200〜400mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
輪生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
緑、茶、紫
花径
花序の長さ
実の色
緑、その他
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向、半日陰、日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
16715
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