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植物図鑑

マムシグサ

テンナンショウ属 マムシグサ
学名: Arisaema japonicum

〔基本情報〕林内や林縁でみられる高さ120cmになる多年草。
地下に扁球形の球茎があり、球茎には子球が多数つきます。
鞘状葉と葉柄の下部が偽茎をつくり、偽茎にはふつう紫褐色の斑点があります。
葉は2個で9~17枚の小葉が鳥足状にでます。
小葉は披針形~楕円形で先がとがり、全縁ですが、ときに細かい鋸歯が出ます。
花柄は直立し、葉柄より高いかほぼ同じ高さとなり、先端に肉穂花序をつけます。
花序の先につく付属体は棒状で直立します。
肉穂花序は仏炎苞に包まれます。
仏炎苞は淡緑褐色~紫褐色で、縦に白い筋があり、舷部は先がとがった3角状の卵形~狭卵形です。
果実は卵球形の液果で赤く熟します。
雌雄異株で、若い個体は雄株で、成長すると雌株に変化します。

〔利用〕有毒ですが、球茎を薬用とします。

〔栽培〕増殖は実生や分球によります。
実生の場合は完熟した果実を水洗いして果肉を取り除き、取り播きとします。
日陰で湿った場所を好みます。
陽射しが強いと葉が傷みます。
乾燥を嫌うので、生育期間中は水切れに注意しますが、多湿すぎても根腐れをおこします。
休眠中も土が完全に乾かないようにします。
肥料を好むので生育期間中は2週間に1回液体肥料を与えます。
病虫害としては軟腐病、白絹病、カイガラムシ、アブラムシ、ナメクジなどがあります。

〔備考〕偽茎のまだら模様をマムシに例えた名です。

名前
マムシグサ(蝮草)、アオマムシグサ(青蝮草)、ヤクシマテンナンショウ(屋久島天南星)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
11月、12月、1月、2月、3月
花咲く季節
3月、4月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(四国、九州:トカラ列島まで)、韓国(鬱陵島)
形状
草丈・樹高
1200mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
肉穂花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、球根
日照条件
日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病、白絹病
虫害
カイガラムシ、アブラムシ、ナメクジ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
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農林水産省品種登録品種名称
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