植物図鑑
ホオノキ
モクレン属
ホオノキ
学名:
Magnolia obovata
〔基本情報〕
山地でみられ、大きなものでは高さ30m、幹径1mにもなる落葉高木。
葉は互生する単葉で枝先に集まってつき、長さ20~40cm、幅10~25cmの倒卵形~長楕円形で基部がくさび形に細まり、葉先は短く突き出てとがります。
葉の裏側は粉白色を帯びて、まばらに毛がはえます。
葉の縁は全縁で少し波打ちます。
葉柄は長さ2~4cmです。
葉柄の基部に枝をとりまくように托葉痕があります。
葉は秋に黄葉します。
花は枝先に上向きに単生し、径15cmほどで白色、芳香があります。
果実は長さ10~15cmの長楕円形になる袋果で、熟すと割れて、赤い種子が白い糸状組織でぶら下がります。
〔利用〕
葉は古くから食べ物を盛るのにつかわれ、朴葉味噌などに用います。
材は家具や細工物に利用されます。
樹皮は薬用にされます。
〔栽培〕
増殖は実生か接木によります。
実生の場合、開花まで長い場合10年以上かかります。
日当たりと水はけがよく、土層が深い肥沃な場所を好みます。
葉が大きく、風で傷みやすいので強い風が当たる場所は避けます。
大きく育つため、十分なスペースが必要です。
成木での移植は困難です。
病虫害は比較的少ないですが、カイガラムシ、カミキリムシがあります。
名前
ホオノキ(朴木、厚朴)、Japanese bigleaf magnolia、Japanese whitebark magnolia
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、南千島
形状
直立
草丈・樹高
30000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
白
花径
150
花序の長さ
実の色
赤、橙
葉の色
黄、緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、接木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
公園・庭園
ハーディネスゾーン
5a〜9b
病害
虫害
カイガラムシ、カミキリムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
古くから食べ物を盛るのにつかわれる
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19420
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事