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植物図鑑

ヒツジグサ

スイレン属 ヒツジグサ
学名: Nymphaea tetragona var. tetragona

〔基本情報〕
浅い貧~中栄養の池や沼にはえる水生多年草。
全体に無毛です。
太く短い地下茎をもちます。
葉は根生し、地下茎から長い柄を伸ばして水面に浮かび、長さ8~19cm、幅5~12cmの卵円形~楕円形となり、基部は深く切れ込んで矢じり形となります。
葉の裏面は赤紫色を帯び、葉の縁は全縁です。
沈水葉も出します。
花は長い花柄の先に1個ついて水面に浮かび、径5cmほどで白色の8~15弁花となり、萼片は緑色で4個あります。
雄しべは多数あります。
花は午前中に開いて夜間に閉じる開閉運動を2~3日繰り返します。
花後、花柄がらせん状にねじれて水中に沈み、果実は水中で熟します。
果実は萼に包まれて成熟し、熟すと仮種皮に包まれた種子が水面に浮きあがって散布されます。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
田土に植えこむのがよく、鉢植えの場合は水深5~30cmくらいになるように調整して水に沈め、地植えの場合も1m以上の水深にならない浅い場所が適します。
日当たりのよい場所を好みますが、鉢植えの場合は夏に水温が上がりすぎないよう必要に応じて遮光をします。
施肥は控えめでよく、生育具合を見ながら春~秋に緩効性化成肥料や発酵ずみ油かすを土の中に押し込みます。

〔備考〕
花が未(ひつじ)の刻(今の午後2時ごろ)に開くので名がつけられたとされますが、実際は午前中から咲きます。

名前
ヒツジグサ(未草)、エゾノヒツジグサ(蝦夷未草)、エゾヒツジグサ(蝦夷未草)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
水生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月
花咲く季節
6月、7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、ユーラシア
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
根生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
8、15
花の色
花径
50
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園、水辺緑化
ハーディネスゾーン
病害
虫害
アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
69169
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