EVERGREEN - エバーグリーン

植物図鑑

チョロギ

イヌゴマ属 チョロギ
学名: Stachys sieboldii

〔基本情報〕
原産地では水湿地でみられる高さ30~120cmになる多年草。
全体に毛がはえます。
茎の基部から匍匐茎を出し、先端に巻貝のような形の白い塊茎をつけます。
茎の断面は四角形です。
葉は対生する単葉で、長さ3~12cm、幅1.5~6cmほどの楕円形~卵形となり、鋸歯があります。
葉の表面にはしわがあります。
葉柄は長さ1~3cmで、茎の上部では短くなります。
茎の上部に長さ5~15cmの輪散花序を出します。
花は紫色~桃色で長さ1.3cmほどの唇形花となり、下唇には濃い色の斑点があります。
果実は分果です。

〔来歴〕
日本には江戸時代に渡来しました。

〔利用〕
塊茎を食用にするほか、草石蚕とよび薬用にもされます。
梅酢につけて食紅で着色したものをおせち料理に使うことが多いです。

〔栽培〕
増殖は実生も可能ですが、おもに塊茎によります。
塊茎は秋の収穫後すぐに植えつけるか、乾かないよう湿らせた砂などに入れて冷暗所で保存して翌春に植え、発芽までは水を切らさないようにします。
日向~半日陰で、水はけがよく、適度に湿り気のある土壌を好みます。
水やりは水切れしないように注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は控えめがよく、元肥を施せば特に必要ありませんが、鉢植えの場合は春に緩効性化成肥料を置き肥してもよいです。
種子を採らない場合や塊茎を太らせたい場合は、花が終わったら花穂を切って、株が疲れないようにします。
塊茎の収穫は10月ごろ葉が枯れはじめたらおこない、乾燥すると品質が落ちるので、なるべく早く加工・調理するのがよいです。
病虫害は特にありません。

名前
チョロギ(草石蚕)、Chinese artichoke、Japanese artichoke、crosne、knotroot、artichoke betony
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、10月、11月
花咲く季節
7月、8月、9月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国北部
形状
草丈・樹高
300〜1200mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
輪散花序
花弁の数
花の色
紫、桃
花径
花序の長さ
50〜150
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
芋、苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
32513
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事

「 チョロギ 」の投稿写真