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植物図鑑

ハブランサス

Habranthus属 ハブランサス
学名: Habranthus

〔基本情報〕
高さ15~40cmほどの常緑多年草。
地下に鱗茎をもちます。
葉は根生し、肉厚な線形です。
鱗茎から出る花茎の先端に、花をふつう単生させます。
花はやや横向きに咲く漏斗状の6弁花で、花色は黄橙色または桃色です。
1つの花は1日で閉じます。
開花期はおもに秋で、雨が降ると花茎が伸びて開花し、1年に何回か咲きます。
雄しべは6個で、めしべの柱頭の先は3裂します。
果実は蒴果です。

〔栽培〕
増殖は実生、分球によります。
種子は寿命が比較的短いのでとりまきとします。
原種はこぼれダネでもよく殖えます。
発芽後2~3年で開花株となります。
分球は春に行い、植えこむときは密植となるよう間隔を詰め(5号鉢で5~7球程度)、球根の上部が隠れる程度に浅く植えます。
日あたりと水はけがよい場所であれば土質は選びません。
栽培は容易です。
耐寒性の強い種は植えっぱなしでよいですが、半耐寒性の種は冬に盛り土や敷き藁をして防寒します。
水やりは鉢植えでは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
地植えの場合は雨が降らない日が続いた場合、潅水をおこないます。
生育期には水切れを起こさないようにします。
元肥として有機質肥料を施すのほか、花後にカリ分の多い肥料を与えます。
病虫害は特にありません。

〔備考〕
タマスダレなどゼフィランサス属(Zephyranthes)に近縁ですが、ゼフィランサスの花が上向きに咲くのに対し、こちらはやや横向きに咲きます。

名前
ハブランサス、レインリリー、copperlily、rain lilies
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
アメリカ合衆国(アリゾナ州、ニューメキシコ州、テキサス州)メキシコ、ボリビア、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ
形状
草丈・樹高
150〜400mm
葉の形
線形
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
6
花の色
橙、黄、桃
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
球根、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、球根
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
8a〜10b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
32747
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