植物図鑑
オオボウシバナ
ツユクサ属
オオボウシバナ
学名:
Commelina communis var. hortensis
〔基本情報〕ツユクサより全体に大型の一年草。
茎は根元が地を這って枝分かれし、節から根を出して広がります。
茎の上部は立ち上がります。
葉は互生する単葉、卵状披針形で、全縁、無毛です。
葉の基部は鞘状に茎を包み、上の縁に長い毛があります。
茎先の葉腋から葉と対生して、2つに折れた船形の苞をつけ、その中に集散花序をつけます。
花は径4cmほどと大きく、1つずつ苞の外に出て咲き、早朝に開き、午後にはしぼみます。
花弁は3個のうち2個が大きく、卵円形で、鮮やかな青色でよく目立ち、1個は小さく披針形で白色です。
萼片は3個で白色、上の1個は披針形、下の2個は卵形です。
雄しべ6個のうち花柱とともに長くつきでている2個だけが完全なものです。
果実は長楕円形の蒴果で熟すと2つに割れて4個の種子が出ます。
種子は長さ7~8mmの半楕円形です。
〔利用〕花の青い汁を絞り和紙にしみこませたものを「青花紙」といいます。
この紙に湿らせた筆をつけ、その青色で友禅染や絞染の下絵を描きます。
この色素は熱に弱いため染色の過程で消えていきます。
〔備考〕滋賀県草津市を中心に湖南地方で江戸時代中期から栽培され、近江地方の特産品となっています。
滋賀県草津市の市の花に指定されています。
名前
オオボウシバナ(大帽子花)、アオバナ(青花)
生活型
一年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
花の色
青
花径
40
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
水分の必要性
土の必要性
土壌酸度
耐候性
用途適性
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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