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植物図鑑

オリーブ

オリーブ属 オリーブ
学名: Olea europaea

〔基本情報〕樹高が10mをこす栽培品種もある常緑樹。小アジア、地中海東部沿岸地域、北アフリカが発祥とされ、古くから栽培される重要な果樹です。
葉は単葉で対生し、十字形につき、長さ4~8cmの狭楕円形~披針形、全縁です。葉の表は濃い緑色で光沢があり、裏面は銀白色を帯びます。
花は6月上旬に葉腋の円錐花序に10~30個つき、径約3mmと小さく、クリーム色の鐘形です。花冠はふつう4裂します。
果実は卵~楕円形のものがおおく、黒紫色に熟します。

〔来歴〕もっとも古くから利用される植物のひとつで紀元前3,000年ごろにはクレタ島で栽培されていたとされます。日本では1860年代にフランスから苗木が取り寄せられたのがはじまりです。

〔利用〕果実は塩漬けなどにして食用とされ、果実から採ったオリーブ油は、食用や化粧用に使います。

〔栽培〕増殖は接木および挿木によります。日当たりと排水がよく石灰分のある土壌を好み、乾燥には強いですが、水分を十分に与えたほうが順調に生育します。
果実を実らせるためには石灰分を多く与えるとよいです。
成木は移植に弱いため、生長した木を移植する場合は寸胴切りにして再萌芽させることが多いです。
東京近郊では植えつけた年の冬に防寒をしてやればよく育ちます。暖地以外では幼木時の防寒が必須です。

名前
オリーブ、olive
生活型
小高木、高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
小アジア、地中海東部沿岸地域、北アフリカ
形状
直立
草丈・樹高
10000mm
葉の形
単葉
葉の生え方
対生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
花の色
黄白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
接木、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐乾性
用途適性
公園・庭園、屋上緑化、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
8b
病害
炭そ病
虫害
オリーブアナアキゾウムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
食用、搾油
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21965
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