椿文newインスタ8月の過去記事

セイヨウノコギリソウ

キク科 ノコギリソウ属

Achillea millefolium

〔基本情報〕薬用植物として古くから栽培される高さ60~80cmほどの多年草。
原産地では空地や道端などにふつうにみられます。
地下茎を広げてよく茂ります。
葉は互生し、長さ5~20cm、2~3回羽状に細裂します。
茎先に散房状の花序を出し、白~淡紅色の小さな頭花を多数密につけます。
一つの頭花に5個の舌状花がつきます。

〔来歴〕古くから薬草として知られ、古代ギリシャの英雄アキレスがこの効能を説いたとされます。
中世ヨーロッパでは邪鬼を祓う魔力があるとされ、結婚式の花束や、恋占いなどにも使われていました。
日本には1887年(明治20年)に観賞用として渡来しましたが、繁殖力が強いため一部で野生化しています。

〔利用〕全草に強壮、健胃、発汗、解熱作用などがあります。
また、葉を火傷や切り傷、歯痛などに用います。
ハーブティーとしても利用されます。
若葉はサラダとして生で食べたり、ゆでて食べることもあります。
軽やかな風味があり、大きくなると辛みが増し胡椒の風味が出る。
刻んでサラダに加えられる。
また、ほうれん草のように茹でて食べることもある。
乾燥して粉にしたものをタバコの代用品にすることもありました。
スウェーデンではビールの醸造に利用されました。

〔栽培〕増殖は実生や株分け、挿芽によります。
日当たりと水はけがよい場所を好みます。
丈夫で、地下茎をのばして広がるため、庭植えの場合、増殖しすぎないようにするには地下に枠をつくる方がよいです。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水を与えます。
肥料は特に必要ありません。
高温多湿に弱いため、風通しはよくしておきます。
病虫害としてはアブラムシやうどんこ病、灰色かび病などがあります。
枝が混みあうと蒸れて病気が発生することがあります。

〔備考〕葉の形をノコギリに例えた名です。
名前 セイヨウノコギリソウ (西洋鋸草) 、ヤロー 、ヤロウ 、コモンヤロウ
common yarrow、yarrow、milfoil、carpenter's weed、nosebleed、soldier's woundwort
花咲く季節 ? 7月、8月、9月
分布または原産地 ? ヨーロッパ、西アジア
生活型 ? 多年草
生活様式 ? 地生
植え付け(または播種)季節 ? 3月、4月、9月、10月、11月
草丈・樹高 ? 600〜800mm
葉の形 ? 分裂葉
葉の生え方 ? 互生
花の色 ? 桃、白
葉の色 ?
種苗の入手難易度 ?
種苗の入手形態 ?
繁殖方法 ? 種、株分け、挿芽
日照条件 ? 日向
水分の必要性 ? 普通
土の必要性 ? 必要
用途適性 ? 鉢植、花壇、公園・庭園、壁面緑化
病害 ? うどんこ病、灰色かび病
虫害 ? アブラムシ
食用 ?
有用 ? 薬用、食用、飲用
日本花き取引コード ? 70436
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