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植物図鑑

シラタマノキ

シラタマノキ属 シラタマノキ
学名: Gaultheria pyroloides

〔基本情報〕
亜高山~高山の日当たりがよく乾いた岩地でみられることが多い常緑小低木。
アカモノヤイソツツジなどと群落をつくります。
全体に湿布薬などに使われるサリチル酸メチルのような独特のにおいがあり、特に果実で強くにおいます。
茎は地を這い、上部が立ち上がって高さ10~20cmになります。
葉は互生する単葉で、長さ2cmほどの楕円形となり、質が厚く、表面は葉脈に沿って凹み、裏面は白色を帯びます。
葉の縁には鈍い小さな鋸歯があります。
茎の上部の葉腋や枝先から長さ2~6cmの総状花序を出し、2~6個の花がつきます。
花は下向きに咲き、壺形で、白色です。
葯の上端には4個の刺状突起があります。
花には鱗片状の1個の苞と2個の小苞があります。
果実は蒴果ですが、萼が肥大して果実を包み、径1cmで球形の液果状となります。
果実の色は白色ですが、ときにピンク色を帯びます。

〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好みますが、暖地では夏は半日陰で涼しく過ごさせるのがよいです。
冬の乾いた寒風も避けるようにします。
水やりは土の表面が乾いたら与え、高温多湿にならないよう注意し、夏は気温の下がる夕方以降に与えるようにします。
冬も極端に乾燥しないようにします。
施肥は控えめがよく、春に緩効性化成肥料や有機質の肥料を置き肥するか、春と秋に薄めた液肥を2週に1回与え、真夏に肥料が残らないようにします。
病虫害は特にありません。

名前
シラタマノキ(白玉木)、シロモノ
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、10月、11月
花咲く季節
6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州:中部地方以北・伯耆大山)、南千島、千島列島、アリューシャン列島、サハリン
形状
匍匐
草丈・樹高
100〜200mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
花径
20〜60
花序の長さ
実の色
桃、白
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
グラウンドカバー、ロックガーデン、鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21100
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