植物図鑑
サガリバナ
サガリバナ属
サガリバナ
学名:
Barringtonia racemosa
〔基本情報〕
マングローブ後方や川沿いの湿地でみられる高さ10mほどの常緑小高木。
小枝には葉の落ち痕がめだちます。
葉は互生する単葉で、枝先に集まってつき、長さ10~30cmの倒卵状長楕円形です。
葉の基部はやや耳状に張り出し、葉の縁は波状または鈍い鋸歯となります。
葉柄はほとんどありません。
長さ20~60cmの総状花序が下垂し、白~淡い紅色の4弁花が多数つきます。
白色で長さ3~4cmの雄しべが多数あり、めだちます。
花柱は長さ3.5cmです。
萼は不規則に2~3裂します。
花は夜開いて、朝には花冠と雄しべが落ちます。
花には芳香があります。
果実は長さ5~6cmの角ばった長楕円状卵円形です。
果実の先に萼が残ります。
果実は海流に乗って運ばれます。
〔利用〕
薬用にするほか魚毒としても用いられました。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
日当たりがよく、通気性と水もちのよい適度に湿り気のある土壌を好みます。
乾燥に弱いです。
高温多湿を好み、生育適温は20℃以上、10℃を下回ると枯れる可能性が高くなります。
名前
サガリバナ(下がり花)、サワフジ(沢藤)、powder-puff tree
生活型
小高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、6月
花咲く季節
6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(琉球:奄美大島・徳之島・沖縄島・宮古島・石垣島・西表島・与那国島)、アジア~ポリネシアの亜熱帯・熱帯
形状
直立
草丈・樹高
10000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
波状、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
4
花の色
桃、白
花径
花序の長さ
200〜600
実の色
緑、紫
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰、日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐湿性、耐潮性、耐塩性、非耐寒性
用途適性
公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
11a〜11b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
魚毒性があります。
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21583
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