植物図鑑
サボンソウ
サボンソウ属
サボンソウ
学名:
Saponaria officinalis
〔基本情報〕
高さ50~80cmになる多年草。
根茎によって増え広がります。
茎は直立して、枝分かれせず、しばしば赤色を帯びます。
葉は対生する単葉で、長さ4~12cmの長楕円形になり、3本の葉脈が目立ちます。
葉の縁は全縁です。
茎の先に集散花序を出し、淡い桃色~白色の花をつけます。
花冠は放射状に5裂して、平らに開き、裂片の先がへこみます。
花には香りがあり、夜に強く香ります。
果実は蒴果です。
〔来歴〕
日本には明治初年に渡来しました。
〔利用〕
葉に配糖体サポナリンを含み、水に浸してもんで天然の石鹸として利用されました。
根にはサポニンを含み、葉や根茎は薬用にされます。
〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿芽によります。
日当たりと水はけのよい場所であれば土質を選ばす、丈夫でよく育ちます。
水やりは、乾燥に強く過湿を嫌うので、鉢植えの場合は土が乾いてからたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は鉢植えの場合は春と秋に緩効性化成肥料を少量施し、地植えの場合は特に必要ありません。
病虫害は特にありません。
名前
サボンソウ、ソープワート、シャボンソウ、common soapwort、bouncing-bet、crow soap、wild sweet William、soapweed
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月、9月、10月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ~西アジア
形状
草丈・樹高
500〜800mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
花の色
桃、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け、挿芽
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
花壇、公園・庭園、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
43688
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