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キブシ

キブシ科 キブシ属

Stachyurus praecox var. praecox

〔基本情報〕
山野の斜面や雑木林内などにはえる高さ3~7mの落葉低木。
谷沿いを好む傾向があります。
樹皮にはやや光沢があります。
根元から株立ち状によく枝分かれします。
葉は互生する単葉で、長さ4~15cm、幅2~7cmの楕円形~卵形です。
葉の裏面は白っぽく、脈上に軟毛がはえます。
葉の縁には鋸歯があります。
葉柄は長さ1~3cmです。
雌雄異株または同株です。
花は葉が出るより前に咲きます。
雄花・雌花とも前年に出た枝の葉腋から下垂する長さ3~7cmの総状花序に多数つきます。
両性花や雌花の花序は雄花序より短いです。
花は淡い黄色で長さ7~9㎜の鐘形となる4弁花です。
花には花弁状の萼片が4個と、紫褐色の苞葉が4個つきます。
果実は径7~12mmの広楕円形~球形で熟すと黄褐色を帯びます。

〔利用〕
若い枝や葉、果実を薬用として利用します。
果実は五倍子の代用として染料に用いられました。

〔栽培〕
増殖は挿木によります。
実生も可能ですが、雌雄が出るのでふつうは花序が長く見栄えがする雄株から挿木で増やします。
日当たりと水はけのよい土壌であれば、土質を選ばずよく育ちます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は晴天が続いてひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。

〔備考〕
五倍子の代用として用いられた木であることが名の由来です。
名前 キブシ (木五倍子、木付子) 、キフジ (黄藤) 、マメフジ (豆藤) 、マメブシ (豆付子) 、ズイノキ (髄木) 、コバノキブシ、(小葉木五倍子)マルバキブシ(丸葉木五倍子)、ヒメキブシ(姫木五倍子)
花咲く季節 ? 3月、4月、5月
実のなる季節 ? 9月、10月
分布または原産地 ? 日本(北海道:渡島半島、伊豆諸島を含む本州、四国、九州:奄美大島・徳之島まで)
指定植物 ? 日本固有種
生活型 ? 低木
常緑・落葉 ? 落葉
広葉・針葉 ? 広葉
生活様式 ? 地生
植え付け(または播種)季節 ? 3月、4月
形状 ? 分枝
草丈・樹高 ? 3000〜7000mm
葉の形 ? 単葉(不分裂葉)
葉の生え方 ? 互生
縁の形 ? 鋸歯
花のつき方 ? 総状花序
花弁の数 ? 4
花の色 ?
花序の長さ ? 30〜70mm
実の色 ? 黄、茶
葉の色 ?
種苗の入手難易度 ?
種苗の入手形態 ? 種子、苗
繁殖方法 ? 種、挿木
日照条件 ? 日向
水分の必要性 ? 普通
土の必要性 ? 必要
用途適性 ? 盆栽、鉢植、切花、公園・庭園
有用 ? 薬用、その他クラフト
日本花き取引コード ? 22738
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