植物図鑑
カナメモチ
カナメモチ属
カナメモチ
学名:
Photinia glabra
〔基本情報〕
暖地の低山などでみられ、高さ5mほどになる常緑低木~高木。
葉は互生する単葉で、長さ7~12cm、幅2~4cmの長楕円形~狭倒卵形となり、質がかたく、表面に光沢があります。
側脈は10~18対あります。
葉の縁には全体に細かい鋸歯があります。
若芽は紅色を帯びます。
枝先に散房花序を出し、白色の5弁花を多数つけます。
花は径0.7~0.8cmで、花弁と同じくらいの長さの多数の雄しべがあります。
果実は卵形で、赤く熟します。
〔利用〕
材はかたく、鎌など器具の柄として利用されます。
民間薬として利用されます。
〔栽培〕
増殖は挿木によります。
日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
日当たりが悪いと、枝がまばらになり、新芽の発色も悪くなります。
水やりは根づいた株であれば、夏に晴天が続いてひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施します。
剪定は新芽の色が落ち着く初夏と9月に行いますが、花芽は夏にできるので9月に剪定した場合は翌年に花が咲きません。
病虫害としてはうどんこ病、褐斑病、ごま色斑点病、炭そ病、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)などがあります。
〔備考〕
新芽の紅色が特に鮮やかな系統がベニカナメモチと呼ばれることもあります。
名前
カナメモチ(要黐)、アカメモチ(赤芽黐)、ソバノキ(蕎麦木)、ベニカナメモチ(紅要黐)、Japanese photinia
生活型
低木、小高木、高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
シマカナメモチ、オオカナメモチ
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
11月
葉の鑑賞期間
4月、5月
分布または原産地
日本(本州:静岡県以西、四国、九州)、中国、ミャンマー、タイ
形状
直立、分枝
草丈・樹高
5000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
若芽が赤色を帯びる
花のつき方
散房花序
花弁の数
5
花の色
白
花径
7〜8
花序の長さ
実の色
赤
葉の色
赤、緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
生垣、公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病、褐斑病、ごま色斑点病、炭そ病
虫害
テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
29156
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