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植物図鑑

ハリエンジュ

ハリエンジュ属 ハリエンジュ
学名: Robinia pseudoacacia

〔基本情報〕高さ25mになり、刺がある落葉高木。
葉は互生する奇数羽状複葉で、5~10対の側小葉があります。
小葉は長さ2.5~5cmの楕円形で、両面に伏した毛がはえ、縁は全縁です。
托葉は刺に変化しています。
葉腋から偽総状花序が下垂し、密に花をつけます。
花は長さ2cmほどで白色の蝶形花で、旗弁には黄色い斑点があります。
花には芳香があります。
果実は長さ5~10cm、幅1.5~1.8cmの豆果で、3~10個の種子を含み、エンジュとは異なりくびれません。

〔来歴〕明治8年(1875)ごろに渡来したとされ、各地で野生化しています。

〔利用〕街路樹や砂防に利用されます。
蜜源植物として有名で「アカシアのハチミツ」はこの植物の蜂蜜を指します。
また、花は薬用として利用されるほか、てんぷらにして食べられます。

〔栽培〕増殖は実生、接木、根伏せによります。
日当たりがよい場所であれば、土質は選びません。
やや乾燥した場所のほうが向きますが、適応力があります。
環境が合えば、根づいてしまえば放任でも良く育ちます。
根が浅いので、大木では強風で倒れたり、幹折れすることがあります。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料は根粒菌によって窒素を合成できるので、特に必要ありません。
病虫害としては胴枯病、炭疽病、うどんこ病、褐斑病、アメリカシロヒトリ、アブラムシ、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)などがあります。

名前
ハリエンジュ(針槐)、ニセアカシア、アカシア(誤称)、false acacia、bastard acacia、black locust
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
エンジュ
植え付け(または播種)季節
1月、2月、3月、11月、12月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
北アメリカ中部~南東部
形状
直立
草丈・樹高
25000mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
偽総状花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、接木
日照条件
日向
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
盆栽、公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
病害
胴枯病、炭疽病、うどんこ病、褐斑病
虫害
アメリカシロヒトリ、アブラムシ、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23684
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