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植物図鑑

イヌエンジュ

イヌエンジュ属 イヌエンジュ
学名: Maackia amurensis

〔基本情報〕
山地の日当りがよい林縁や川岸など肥沃で適湿な場所でよくみられる高さ2~14mの落葉小高木。
葉は互生し、長さ20~30cmになる奇数羽状複葉で、小葉は3~6対あります。
小葉は長さ3~8cmの卵形~長楕円形で、淡い褐色の軟毛が両面、特に裏側に多くはえます。
葉の縁は全縁です。
葉柄の基部は膨れます。
枝先に3~7個の偽総状花序が集まった花序を出し、白色の蝶形花を多数つけます。
果実は長さ4~9cm、幅1cmの扁平な豆果で、短い毛がはえ、上側には狭い翼があります。

〔利用〕
材は床柱や家具に利用されます。

〔栽培〕
日当たりと水はけのよい肥沃な土壌であれば、よく育ちます。
比較的丈夫です。
生長は遅いです。
刈り込みにもよく耐えます。
枝数が少ないのでしっかりした樹冠を作るには、切りつめて、萌芽した枝を整姿していきます。

〔備考〕
ハネミイヌエンジュ(本州中部以西~九州に分布)として区別されていた種は、形の変化が連続するため、現在はイヌエンジュと同種と考えられています。

名前
イヌエンジュ(犬槐)、カライヌエンジュ(唐犬槐)、トウイヌエンジュ(唐犬槐)、ハネミノイヌエンジュ(跳実犬槐)、ハネミイヌエンジュ(跳実犬槐)、ケハネミイヌエンジュ(毛跳実犬槐)、Amur maackia
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、ロシア極東部
形状
直立
草丈・樹高
2000〜14000mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
偽総状花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐乾性、耐湿性
用途適性
公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
5a〜9b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
59869
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