植物図鑑
エニシダ
エニシダ属
エニシダ
学名:
Cytisus scoparius
〔基本情報〕
高さ1~3m、ときに4mになる常緑または半常緑低木。
緑色の細い枝を株元から多数出し、よく枝分かれします。
葉は互生する長さ1cmほどの3出複葉ですが、枝先につく葉では1枚の小葉のみからなる単身複葉となります。
花は葉腋に1~2個ずつつく黄色い蝶形花で、株を覆うほど数多く咲きます。
果実は豆果です。
〔利用〕
有毒植物ですが、枝や葉を薬用にします。
〔栽培〕
増殖は実生や挿木によります。
種子は発芽を促進するため、採取したら80℃のお湯に30分浸け、そのまま半日~2日浸けてから播きます。
生長が早く、痩地でもよく育ちますが比較的寿命が短いです。
寒さにはやや弱く、北海道南部~沖縄まで育ちますが、東北地方中部以北では生育があまりよくありません。
日当たりと水はけがよい乾燥気味の場所を好みます。
水はけが悪いと梅雨や秋の長雨で根を傷め枯れる原因となり、日当たりが悪いと花つきが悪くなります。
水が停滞するような過湿地では植栽できません。
大株の移植は困難です。
水やりは鉢植えや、地植えでも幼木の場合は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
地植えで大きな個体では降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株元に施します。
刈り込みに耐えます。
病虫害は特にありません。
連作障害があります。
〔備考〕
古い学名のゲニスタがなまってこの和名がついたとされます。
名前
エニシダ(金雀枝、金雀児)、common broom、Scotch broom
生活型
低木
常緑・落葉
常緑、半常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
4月、5月、6月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ
形状
分枝
草丈・樹高
1000〜3000mm
葉の形
3出複葉
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
枝先につく葉では1枚の小葉のみからなる単身複葉となります。
花のつき方
花弁の数
花の色
黄
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
生垣、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
74423
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