EVERGREEN - エバーグリーン

植物図鑑

ヤブカラシ

ヤブカラシ属 ヤブカラシ
学名: Cayratia japonica

〔基本情報〕道端や空き地、畑などで普通にみられる、つる性の多年草。
地下茎を長く伸ばして広がります。
茎には稜があります。
葉や花序と対生する位置に、先が分岐する巻きひげを出し、他のものに絡みつきます。
葉は互生して、鳥足状の5~7小葉からなる複葉です。
小葉は狭卵形で先はとがり、波状の鋸歯があります。
頂小葉は長さ4~8cmとなります。
平らな集散花序を出し、径5mmほどで緑色の4弁花を多数つけます。
花弁は落ちやすく、紅色~橙色の花盤がめだちます。
蜜を多く出し、アオスジアゲハなどが集まります。
果実は黒く熟す液果ですが、結実する個体は西日本に多く、東日本にあるものが結実するのはまれです。

〔備考〕藪を枯らすほど旺盛に繁茂することから名がつきました。
別名のビンボウカズラには「貧しくて手入れできない荒れた庭にはえる」、「この植物が茂ると貧相に見える」、「畑や山林を枯らして貧乏にする」などの説があります。

名前
ヤブカラシ(薮枯)、ヤブガラシ(薮枯)、ビンボウカズラ(貧乏葛)
生活型
つる性草本
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道南西部~琉球、小笠原)、朝鮮、中国、マレーシア、インド
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
掌状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
4
花の色
赤、橙、緑、桃
花径
5
花序の長さ
実の色
その他
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
水分の必要性
土の必要性
土壌酸度
耐候性
用途適性
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事

「 ヤブカラシ 」の投稿写真