植物図鑑
キレハノブドウ
ノブドウ属
キレハノブドウ
学名:
Ampelopsis glandulosa var. heterophyllaf. citrulloides
〔基本情報〕山野にはえ、つるの基部が木質化する落葉つる性多年草。
若い茎には粗い毛があり、すべての節で葉と対生する位置に2又にわかれた巻きひげを出します。
葉は互生し、長さ6~12cm、幅5~9cmの五角状円形で深く3~5裂します。
葉の裂片の先はとがります。
葉は厚く、表面にやや光沢があり、裏面の脈上に粗い毛がはえます。
葉の縁には粗い鋸歯があります。
葉柄は長さ2~6cmほどですが、長いものでは葉と同じ長さがあります。
葉と対生する位置に集散花序を出し、多数の花をつけます。
花序には長さ1.5~3.5cmの柄があります。
柄には粗い毛がはえます。
花は径3mmほどで淡い緑色、ふつう5弁花、まれに4弁花です。
果実は径6~8mmの球形の液果で、淡い緑白色から紫色をへて、青色へと熟しますが、寄生昆虫(ブドウタマバエ、ブドウトガリバチ)による虫コブができます。
〔来歴〕北アメリカに帰化しています。
〔利用〕根や茎葉を薬用として利用し、生薬名で根は蛇葡萄根、茎葉は蛇葡萄とよびます。
〔栽培〕増殖は実生、挿木によります。
強健で栽培は容易です。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
あまり肥沃な土壌には適しません。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えますが、庭植えの場合は特に必要ありません。
施肥は特に必要ありません。
剪定をおこなう場合は12~2月に行ないます。
〔備考〕ノブドウとは葉の切れ込みの大きさで区別しますが、変異は連続的なので区別は難しいです。
名前
キレハノブドウ(切葉野葡萄)、イヌブドウ(犬葡萄)、カラスブドウ
生活型
つる性草本
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
ノブドウ
植え付け(または播種)季節
11月、12月、1月、2月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本、朝鮮、中国東北部、ウスリー、千島、サハリン
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
4、5
花の色
緑
花径
3
花序の長さ
実の色
緑、青、紫
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
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