植物図鑑
ヤシャビシャク
スグリ属
ヤシャビシャク
学名:
Ribes ambiguum var. ambiguum
〔基本情報〕
落葉樹の幹に着生し、高さ30~50cm、ときに1mになる落葉低木。
根が着生する木の幹上を這います。
下部からよく枝分かれし、若い枝は褐色ではじめ短毛がはえますが、のちに無毛となります。
樹皮は縦に裂けてはげます。
葉は互生し、長さ・幅とも3~5cmで掌状に浅く3~5裂します。
葉の両面に短毛がはえ、縁には浅い欠刻状で鈍い鋸歯があります。
葉柄は長さ1.5~3cmで、短毛が密にはえます。
花は短枝の先の葉腋に単生するか2個が束生し、黄緑色の5弁花で、萼のほうがめだちます。
花柄には2個の小苞が対生します。
果実は球形~卵球形で緑色に熟し、全体が針状の刺に覆われます。
〔利用〕
薬用となります。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
日向~半日陰で、水はけのよい土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は生育期間中は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、休眠中も完全に乾かない程度に与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は春に有機質の肥料を施します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
名は果実の形に由来するとされます。
名前
ヤシャビシャク(夜叉柄杓)
生活型
低木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
着生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
11月、12月、2月、3月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州、四国、九州)、中国西部
形状
分枝
草丈・樹高
300〜1000mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯、欠刻
葉の特記事項
花のつき方
単生、束生
花弁の数
5
花の色
黄緑
花径
花序の長さ
実の色
緑
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
NT:準絶滅危惧
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
61409
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