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植物図鑑

ヒナゲシ

ケシ属 ヒナゲシ
学名: Papaver rhoeas

〔基本情報〕
高さ15~70cmになる一年草。
茎はまばらに枝分かれします。
傷つけると白い乳液が出ます。
葉はロゼット状に根出して、羽状に切れ込み、縁に歯牙があります。
高さ15~70cmの花茎の先に径5~10cmの花を単生させ、上向きに開きます。
花弁は4個あり円形で光沢があり、桃~紅紫色でしばしば中心部に黒い斑点があります。
粗い毛がはえた萼が2個ありますが、開花にともなって落ちます。

〔利用〕
ヨーロッパでは民間療法に利用されていました。
花弁を麗春花とよび、鎮咳に利用されます。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
種子は好光性なので覆土する場合はごく薄くします。
直根性で大きくなると移植が困難なので、直播するかポットに播いて移植します。
日当たりと水はけ、風通しのよい肥沃な場所に植えればよく育ちます。
酸性土壌は嫌います。
霜や強い寒風にあたると葉が傷むことがあるので、防寒をしてもよいです。
過湿を嫌うので、水やりは降雨にまかせます。
肥料が多いと軟弱になり、花つきも悪くなるので、元肥を施す以外は特に必要ありません。
種を採らないのであれば、花後に花茎を折り取ると株が疲れません。
病虫害としては苗立枯病、灰色かび病、アブラムシなどがあります。

〔備考〕
別名は花の美しさを中国の歴史上の美女、虞美人にたとえたものです。

名前
ヒナゲシ(雛芥子、雛罌粟)、グビジンソウ(虞美人草)、common poppy、corn poppy、corn rose、poppy、Flanders poppy、red poppy
生活型
一年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、10月、11月(播種は9月、10月)
花咲く季節
4月、5月、6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
旧世界温帯
形状
草丈・樹高
150〜700mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
根生
縁の形
歯牙
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
4
花の色
赤、桃、白、複色
花径
50〜100
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性、中性
耐候性
耐寒性
用途適性
花壇、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
8a〜10b
病害
苗立枯病、灰色かび病
虫害
アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
68676
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