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植物図鑑

ジロボウエンゴサク

キケマン属 ジロボウエンゴサク
学名: Corydalis decumbens

〔基本情報〕やや湿った林縁や川岸の草地などにはえる高さ5~20cmの多年草。
植物体は軟らかく、全体に粉白色を帯びます。
地下にまるい塊茎をもち、毎年新しい塊茎が古い塊茎の真上にできます。
塊茎から数本の花茎と根出葉を出します。
根出葉は2~3回3出複葉で、小葉は2~3回深く裂けます。
花茎には柄のある葉が2枚つきます。
茎先に総状花序をつけ、まばらに花をつけます。
花は長さ12~22㎜で、淡紅紫~青紫色、まれに白色です。
花弁は4個ありますが上側の1個が他より長く、長い距をもちます。
果実は長さ15~22㎜の蒴果です。
種子にはアリが好む附属体(カルンクル)があり、アリによって運ばれて、散布されます。

〔利用〕全草に有毒成分があり、塊茎は薬用とされます。

〔備考〕名の「ジロボウ」は三重県・伊勢地方で、スミレを太郎坊、本種を次郎坊と呼び、それぞれの花の距を絡ませて引き合う遊びがあり、これに由来するとされます。

名前
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)、ヤブエンゴサク(薮延胡索)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本種:関東地方以西~九州)、台湾、中国
形状
草丈・樹高
50〜200mm
葉の形
葉の生え方
互生、根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
4
花の色
紫、桃、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
水分の必要性
土の必要性
土壌酸度
耐候性
用途適性
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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