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植物図鑑

ホウライチク

ホウライチク属 ホウライチク
学名: Bambusa multiplex

〔基本情報〕
暖地で生垣などに利用される高さ3~10mほどのタケ。
地下茎が広がらず、稈(茎)は密に叢生して株立ちとなり、直立して先端がやや垂れ下がります。
稈は径2~3cm、節間は30~50cmで、若いうちは緑色で細かい毛が密にはえますが、のちに黄褐色で無毛となります。
枝は節から多数出ます。
葉は長さ6~15cm、幅0.7~1.5cmの狭披針形となり、無毛、枝先に3~9枚ずつ羽状に並んでつきます。
葉には縦方向の平行脈だけがあり、脈と脈を連結する横脈はありません。
小穂は4~10小花からなり、枝の節や枝先に5~9個ずつかたまってつき、無柄です。
タケノコは6~9月に出て、竹の皮ははじめ緑色でのちに黄褐色となり、革質で無毛、成長につれ脱落します。

〔利用〕
タケノコは食べられます。
稈はざるやかご、ステッキなどの細工物に使われます。
暖地では土地の境界線や川岸の護岸、防風林などに利用されます。
稈の繊維が火縄銃の火縄に用いられたそうです。

〔栽培〕
増殖は株分け、挿木によります。
移植はタケノコが出る1か月前におこないます。
日向~半日陰で水はけがよく、適度に湿り気のある肥沃な土壌を好みます。
強い西日のあたる場所は避けるようにします。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施します。
病虫害は特にありません。

〔備考〕
タケノコが夏に出るので土用竹、稈が水に沈むので沈竹ともよばれます。

名前
ホウライチク(蓬莱竹)、オキナワダケ(沖縄竹)、土用竹、沈竹、達磨竹、孝行竹、シンニョウチク、hedge bamboo
生活型
タケ
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国南部、台湾、東南アジア
形状
草丈・樹高
3000〜10000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
小穂
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
挿木、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
食用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19296
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