植物図鑑
コブナグサ
コブナグサ属
コブナグサ
学名:
Arthraxon hispidus
〔基本情報〕
畔や休耕田、湿地、湿った道端や野原でふつうにみられ、群生することが多い高さ20~50cmの一年草。
茎は細く、下部は地際からよく枝分かれして地面を這って節から根を出し、上部は立ち上がって枝分かれします。
茎の節には毛があります。
葉は互生する単葉で、長さ2~6cm、幅1~2.5cmの卵形~卵状披針形で、葉先はとがり、縁は大きく波打ち、基部は茎を深く抱きます。
葉鞘と葉の基部の縁には粗い毛がはえます。
茎先に掌状に3~20本の枝(総)を出し、無柄の小穂をつけます。
小穂は2小花からなり、しばしば紫色を帯びる淡い緑色で披針形、剛毛があり、芒が出ることもあります。
毛の量、小穂の色や長さ、芒の長さなどに変異があります。
〔利用〕
黄色染料として利用され、八丈島では黄八丈を染めるのに利用します。
薬用にも利用されます。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
丈夫で、環境が合えば放任でもよく育ち、こぼれダネでもよく増えます。
日当たりがよく適度に湿り気のある場所を好みます。
〔備考〕
葉の形を小さなフナに例えた名です。
名前
コブナグサ(小鮒草)、ハチジョウカリヤス(八丈苅安)、カリヤス(苅安)、small carpetgrass、hairy jointgrass
生活型
一年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
9月、10月、11月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本、アジアの暖帯~熱帯
形状
草丈・樹高
200〜500mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
小穂
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要、水苔
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、公園・庭園、水辺緑化、水田緑化、苔玉
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
67667
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