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植物図鑑

コタヌキラン

スゲ属 コタヌキラン
学名: Carex doenitzii

〔基本情報〕
亜高山帯の乾いた草原や岩場にはえる多年草。
火山地帯で見られることが多いです。
短い根茎をもちます。
葉は幅0.3~0.5cmほどの線形となり、裏面がやや粉白色を帯びます。
葉の基部は鞘となり、鞘は濃い血赤色でかたく、光沢があり、糸網が出ます。
高さ30~60cmになる茎先に小穂を2~3個つけ、上部の1~2個の小穂は雄性で太い線形です。
下部の小穂は雌性で長さ1.5~3cmの楕円形となり、細長い柄で垂れ下がります。
雌鱗片は濃い血赤色で披針形、先端はとがり、ときに芒で終わります。
果胞は長さ0.4~0.7cmほどのやや扁平な狭卵形~楕円形でまばらに小さな刺(毛)があります。
果胞の上端は細く長い嘴となり、嘴の上端は深く2裂します。

〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
種子は好光性なので、覆土はごく薄くします。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
真夏は半日陰で涼しく過ごさせるほうがよいです。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は晴天が続いて乾燥するようなら潅水します。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にありません。

名前
コタヌキラン(小狸蘭)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
6月、7月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州:中北部・近畿地方南部)
形状
草丈・樹高
300〜600mm
葉の形
線形
葉の生え方
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
小穂
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
グラウンドカバー、盆栽、鉢植、公園・庭園、水辺緑化、コンテナ、苔玉
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
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