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植物図鑑

ハラン

ハラン属 ハラン
学名: Aspidistra elatior

〔基本情報〕広葉樹林内でみられる常緑多年草。
横に這う径5~14mmで円柱形の根茎をもちます。
葉は根茎の1節から1個ずつ直立する単葉で、長さ30~65cmの長楕円形となり、両端ともとがります。
葉の表面は暗い緑色で光沢があり、中央脈が顕著です。
葉柄は長さ25~55cmです。
花は株元の地際で上向きに咲き、径2~3cmほどで、内側は暗紫色、多肉質です。
花冠は8裂します。
大きな楯状の柱頭が花冠内部にふたをするように広がります。
果実は径2~2.8cmで球形の液果となります。

〔来歴〕伝統園芸植物として、斑入品や葉の形が変わったものが江戸時代から栽培されています。
中国から渡来したとされていましたが、中国には野生はありません。

〔利用〕根茎を薬用とします。
葉は料理の盛りつけや飾りに利用されます。

〔栽培〕増殖は株分けによります。
半日陰~日陰で水はけのよい土壌を好みます。
強い直射日光にあたると葉焼けをおこします。
水やりは春~秋は土の表面が乾きはじたらたっぷりと与え、冬は控えめにします。
施肥は元肥のほか、寒肥として有機質の肥料を株の周りに施します。
斑入品種の場合は肥料が多すぎると斑が消えることがあるので、注意が必要です。
傷んだり枯れた葉は随時取り除きます。
病虫害としてはカイガラムシがあります。

名前
ハラン(葉蘭)、バラン(馬蘭)、aspidistra、cast-iron-plant、bar room plant
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、9月、10月
花咲く季節
12月、1月、2月、3月、4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(九州南部り:宇治群島・黒島・諏訪之瀬島)
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
20〜30
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
半日陰、日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性
用途適性
グラウンドカバー、鉢植、花壇、切花、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19057
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