植物図鑑
キリシマエビネ
エビネ属
キリシマエビネ
学名:
Calanthe aristulifera
〔基本情報〕常緑広葉樹林内でみられ高さ20~40cmになる多年草。
地下にまるい偽球茎をもちます。
葉は2~3枚出て、長さ15~30cm、幅4~6cmの狭長楕円形で、先はとがり、全縁です。
葉には縦にしわがあり、裏面に短毛があります。
1枚の鱗片葉をつける花茎の先に総状花序を出し、10~15個の花をつけます。
花は全開せず、白~淡い紅色でやや垂れ気味に咲きます。
苞は長さ1~2cm、幅7mmの披針形で開花時にも残ります。
花被片は長さ1.5cmの卵状長楕円形で先がとがり、側花弁は萼片より幅が狭いです。
唇弁は扇状でふつう先が浅く3裂し、中央に3本の隆起線があります。
距は長さ15mmで萼片より長いです。
〔栽培〕増殖はおもに株分けによりますが、バックバルブ吹きや実生も可能です。
冬の乾燥した北風を避けた半日陰~日陰で管理します。空中湿度を高く保つほうがよいです。南方系のため寒さにやや弱く、-5℃以下では葉が傷んで衰弱します。また低い湿度や乾燥にも弱いです。
〔備考〕九州霧島山産の小型のものをコキリシマエビネとして区別する場合があります。
名前
キリシマエビネ(霧島海老根)、コキリシマエビネ(小霧島海老根)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、9月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:伊豆諸島、紀伊半島、山口県、四国、九州:奄美大島まで)、中国、台湾
形状
草丈・樹高
200〜400mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
根生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
6
花の色
白、桃
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
半日陰、日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
非耐寒性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
ウイルス病、軟腐病
虫害
アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、ナメクジ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
EN:絶滅危惧IB類
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
18883
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