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植物図鑑

バイモ

バイモ属 バイモ
学名: Fritillaria thunbergii

〔基本情報〕
原産地では標高600mまでの竹林や日陰の湿った場所でみられる高さ15~80cmの多年草。
梅雨ごろには地上部が枯れ、夏は休眠します。
地下に2~3個の白色の鱗片からなる径1~3cmで卵形~球形の鱗茎があります。
葉は3~4輪生する単葉で、長さ7~11cm、幅1~2.5cmの線状披針形です。
葉は茎の下部では対生、または互生します。
葉は12~20個つき、茎の上部のものは先が巻きひげ状に長く伸びます。
花は茎の上部の葉腋に、下向きに単生します。
花は長さ2.5~3.5cmで鐘形の6弁花で、淡黄色で内側に紫色の網目模様があります。
果実は蒴果です。
種子には狭い翼があります。

〔来歴〕
日本では『延喜式』(927)にも記載があるなど、古くから知られていましたが、実際の渡来は1724年(享保9年)です。

〔利用〕
鱗茎を薬用とします。

〔栽培〕
増殖は分球によります。
日当たりと水はけ、水もちのよい腐植質に富んだ土壌を好みます。
高温多湿に弱いので、夏は枯れた葉を取り除き、日陰で風通しの良い涼しい場所に移動させます。
球根を掘り上げて夏越しさせる場合は、地上部が枯れたら掘り上げ、乾燥しないようにピートモスなどに埋めて涼しい場所に保管します。
耐寒性があり、凍らせなければ戸外越冬可能です。
水やりは生育期間中は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、休眠中は球根が乾かない程度に潅水します。
施肥は花後にお礼肥として緩効性化成肥料を施します。
病虫害としてはアブラムシがあります。

名前
バイモ(貝母)、アミガサユリ(編笠百合)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
9月、10月
花咲く季節
3月、4月、5月
実のなる季節
5月、6月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国
形状
草丈・樹高
150〜800mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生、互生、輪生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
6
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
球根
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
『延喜式』に記載があります。
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
14559
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