植物図鑑
ムロウテンナンショウ
テンナンショウ属
ムロウテンナンショウ
学名:
Arisaema yamatense subsp. yamatense
〔基本情報〕
山地の林内でみられる多年草。
地下に扁球形の球茎があります。
鞘状葉と葉柄の下部が偽茎をつくります。
葉は2個で、7~17枚の小葉が鳥足状にでます。
小葉は狭楕円形~線形で先が鋭くとがり、全縁となるか細かい鋸歯が出ます。
葉軸が発達します。
下側の葉(第2葉)は上側の葉(第1葉)に接するようにつき、著しく小さいです。
花序柄はしばしば葉が開くより早く出て直立し、先端に肉穂花序をつけます。
花序の先につく付属体は緑色で、先はややふくらんで前に曲がります。
肉穂花序は仏炎苞に包まれます。
仏炎苞はときに紫色を帯びる淡い緑色で、舷部は先が急に鋭くとがる3角状の広卵形で筒部より短いことが多いです。
仏炎苞の内側には乳頭状突起が密にあってざらつきます。
果実は卵球形の液果で赤く熟します。
雌雄異株で、若い個体は雄株で、成長すると雌株に変化します。
〔栽培〕
増殖は実生や分球によります。
実生の場合は完熟した果実を水洗いして果肉を取り除き、取り播きとします。
日陰で湿った場所を好みます。
陽射しが強いと葉が傷みます。
乾燥を嫌うので、生育期間中は水切れに注意しますが、多湿すぎても根腐れをおこします。
休眠中も土が完全に乾かないようにします。
肥料を好むので生育期間中は2週間に1回液体肥料を与えます。
病虫害としては軟腐病、白絹病、カイガラムシ、アブラムシ、ナメクジなどがあります。
名前
ムロウテンナンショウ(室生天南星)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
11月、12月、1月、2月、3月
花咲く季節
4月、5月、6月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:愛知県~岡山県)
形状
草丈・樹高
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
肉穂花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
赤
葉の色
緑
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、球根
日照条件
日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病、白絹病
虫害
カイガラムシ、アブラムシ、ナメクジ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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