植物図鑑
ドイツトウヒ
トウヒ属
ドイツトウヒ
学名:
Picea abies
〔基本情報〕
ヨーロッパ原産の常緑針葉高木です。
成長が早く、高さ35~55m、幹径1~1.5mにもなります。
樹形は円錐形で、老木になると小枝が垂れます。
葉はらせん状に密に互生し、長さ1~2cmの線形となり、光沢がある暗緑色です。
葉の横断面は四角形で、すべての側面に気孔帯があります。
雄花と雌花があり、雄花は葉腋に単生し、長さ2~2.5cmで紫紅色です。
雌球花は前年枝の先につき、長さ4~5.5cmの円柱形となり、紫紅色です。
果実は球果で、長さ8~16cm、径3~4cmの褐色の円柱形で、下向きにつきます。
種子には翼があります。
〔利用〕
薬用や浴湯料にされるほか、クリスマスツリーにも用いられます。
〔栽培〕
増殖は実生、接木によります。
種子は保存しにくいため、とりまきにするか、乾燥しないように保管し、3~4月に播きます。
冷涼な気候に向きます。
大木での移植を嫌います。
日当たりと水はけがよい肥沃な土壌を好みます。
大木になるため、地植えでは広いスペースが必要です。
水やりは鉢植えや地植えでも植えつけ後2年未満の株は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えで根づいた株は降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株のまわりに施します。
浅根性のため風で倒れやすいので注意が必要です。
剪定は樹形を乱す枝を付け根からすく程度とします。
病虫害は特にありません。
名前
ドイツトウヒ(独逸唐檜)、オウシュウトウヒ(欧州唐檜)、ヨーロッパトウヒ、Norway spruce、European spruce
生活型
高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、9月、10月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ
形状
直立
草丈・樹高
35000〜55000mm
葉の形
線形
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、接木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
5a〜9a
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、リース、その他クラフト、浴用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
42779
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