植物図鑑
シシガシラ
ヒリュウシダ属
シシガシラ
学名:
Blechnum niponicum
〔基本情報〕
山地の草原や、人里近くの道路脇などでみられる常緑地生シダ。
根茎は塊状で、多くの鱗片をつけ、斜上します。
鱗片は先端がとがる線形で、質がやや厚く、暗褐色です。
葉には根茎から放射状に叢生する栄養葉と立ち上がる胞子葉の二形があります。
若葉は紅色を帯びます。
栄養葉は長さ40cm、幅10cmほどの単羽状で、葉柄は短く、ほぼ基部まで羽片がつきます。
栄養葉の羽片は30対以上あり、各羽片はやや鎌形に曲がる線形で、縁は全縁です。
羽片の表面には中肋に沿って浅い溝があります。
胞子葉は栄養葉より幅が狭く、立ち上がり、羽片はまばらにつきます。
胞子嚢群は線形で、胞子葉の中肋に沿って、長く伸びます。
〔栽培〕
増殖は胞子によります。
半日陰で水はけと水もちのよい土壌を好みます。
水やりは水切れに注意し、鉢植えの場合は春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
地植えの場合は降雨にまかせます。
空中湿度が高い環境を好むので、霧吹きで葉水を与えるようにします。
肥料は春と秋に薄めた液肥を与えます。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
暗褐色の鱗片が密についた根茎を獅子頭に例えて和名がつけられたといわれます。
名前
シシガシラ(獅子頭)、サカバシシガシラ、スエヒロシシガシラ、フタマタチャボシシガシラ、ナミバシシガシラ、ヒメシシガシラ
生活型
シダ
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州:屋久島まで)
形状
草丈・樹高
葉の形
葉の生え方
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
グラウンドカバー、鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19128
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