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植物図鑑

オオバノイノモトソウ

イノモトソウ属 オオバノイノモトソウ
学名: Pteris cretica

〔基本情報〕
林内のやや湿った場所や石垣などでみられる常緑シダ。
短い根茎をもちます。
根茎には褐色でほぼ線形の鱗片がつきます。
葉はやや二形となり、胞子嚢をつける葉とつけない葉があります。
葉は長さ15~40cm、幅6~35cmの1回羽状複葉で、側羽片が3~7対あります。
最も下の1~2対の側羽片には、上部の側羽片によく似た小羽片が1~2対つきます。
羽片はふつう長さ12cm前後で、先が尾状にのびる線状披針形、細かい鋸歯があります。
羽片の幅は胞子嚢をつけない葉のほうがつける葉より広いです。
胞子嚢をつける羽片でも幅は1cm以上あります。
葉柄はふつう長さ10~30cm、胞子をつける葉のほうが長いです。
胞子嚢群は羽片の縁に沿って長くのび、葉の縁が反り返って胞子嚢を覆います。

〔栽培〕
増殖は株分けによります。
霜が降りない地域では戸外越冬可能ですが、鉢植えは冬は屋内の日当たりのよい場所に取り込むほうが無難です。
秋~春は日当たりがよく、夏の直射日光を避けられる場所で、水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
水やりは、水切れすると葉が枯れあがるので注意し、鉢植えの場合は春~秋は土の表面が乾きはじめたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
地植えの場合は降雨にまかせます。
乾燥する時期は霧吹きで葉水を与えます。
施肥は春~秋に緩効性化成肥料を2か月に1回置き肥します。
病虫害としてはハダニがあります。

名前
オオバノイノモトソウ(大葉井之許草)、Cretan brake fern、Cretan brake、ribbon fern
生活型
シダ
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月、7月、8月、9月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州の東北地方中部以西、四国、九州;琉球と小笠原にはない)、世界の熱帯・亜熱帯
形状
草丈・樹高
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐陰性
用途適性
ハイドロカルチャー、鉢植、公園・庭園、壁面緑化、苔玉
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23000
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