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植物図鑑

マツバラン

マツバラン属 マツバラン
学名: Psilotum nudum

〔基本情報〕高さ10~40cmになる常緑着生シダ。
暖地では樹上にはえ、分布の北限に近いところでは岩の隙間にはえます。
胞子体には根も葉もなく、根茎と地上茎だけからなります。
根茎は密に叉状に枝分かれし、仮根を密生します。
地上茎は立体的に叉状分岐を数回繰り返しながら直立または下垂します。
枝には3稜があり、稜上に短剣状の小突起があります。
胞子嚢群は径2mmほどの球形で、枝から出るごく短い側枝の上に1個ずつつき、熟すと黄色になります。
胞子は黄白色です。

〔来歴〕古典園芸植物のひとつで、日本では古くから栽培され、江戸時代には多くの園芸品種があり、『松葉蘭譜』(1836)には125品種が記録されています。

〔栽培〕増殖は株分けによります。
風通しと水はけのよい環境を好み、桐生砂などに植えられます。
日当たりは品種によって異なります。
暖地の植物なので、霜が降りる地域では冬は室内に取り込みます。
水やりはなるべくきれいな水を使い、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料は与えすぎると仮根を傷めるので控えめにし、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。

名前
マツバラン(松葉蘭)、ホウキラン(箒蘭)、whisk fern
生活型
シダ
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
着生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
9月、10月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:宮城県・石川県以西、四国、九州、琉球)、済州島、中国南部-世界の熱帯・亜熱帯
形状
草丈・樹高
100〜400mm
葉の形
葉の生え方
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
古典園芸植物のひとつで、日本では古くから栽培され、江戸時代には多くの園芸品種があり、『松葉蘭譜』(1836)には125品種が記録されています。
花言葉
指定植物
NT:準絶滅危惧
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22225
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