オスモキシロン リネアレ

コウトウヤツデ属 オスモキシロン リネアレ
学名： Osmoxylon lineare

〔基本情報〕
高さ・株幅とも1～1.5mほどになる常緑低木。
原産地では渓流沿いにはえ、成木で高さ・株幅とも3mになります。
茎に刺はありません。
葉は茎の上部にらせん状に互生し、掌状にほぼ基部まで4～7裂します。
葉の裂片は長さ長さ13～20cm、幅1～1.5cmの線形で先がとがり、無毛で表面に光沢があり、葉の縁はごく低い波状の鋸歯がまばらにあります。
茎先に複散形花序を出し、雌花と雄花をつけ、雌花・雄花とも小さく花弁はありません。
雌花と雄花の開花時期には差があり、先に雌花が咲き、果実ができるころ、長さ3～3.5cmの花序柄を伸ばし、先端にでる球状の花序に雄花が咲きます。
果実は黒く熟します。

〔栽培〕
増殖は挿木によります。
寒さに弱いので冬は室内の日当たりのよい場所に取り込みます。
水はけがよく肥沃で湿り気のある土壌を好みます。
水はけがよければ、日当たりや土壌条件に左右されにくいです。
日当たりのよい場所が適しますが、夏の強い直射日光に当たると葉焼けをおこすことがあるので夏は明るい日陰に移してもよいです。
日陰には耐えます。
水やりは春～秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
施肥は春～秋まで緩効性肥料か液肥を施します。
剪定しなくてもこんもりと茂ります。
病虫害としてはアブラムシ、カイガラムシ、ハダニなどがあります。