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植物図鑑

チャンチン

チャンチン属 チャンチン
学名: Toona sinensis

〔基本情報〕
高さ10~20mになる落葉高木。
全体にニンニクやゴマのような独特な香りがあります。
幹は直立し、枝が上に向かってのび、細長い樹形となります。
樹皮は灰色~暗褐色で縦に割れ目がはいります。
葉は枝先に集まって互生し、長さ25~80cmの奇数羽状複葉で、小葉は5~13対あり、ときに頂小葉がない偶数羽状複葉となります。
小葉は長さ10~20cm、幅3~6cmほどの卵形~披針状長楕円形で、葉先は細長く伸びてとがり、葉の縁には波状のごく低い鋸歯があります。
葉軸はしばしば赤みを帯びます。
春の新芽が白~ピンク色で、秋は黄葉します。
枝先から出る長さ15~25cmの円錐花序に、白~淡い紅色の小さな5弁花を多数つけます。
果実は長さ1.5~3cmの長楕円形の蒴果で熟すと5裂します。
種子の片端に翼があります。

〔利用〕
材は紅褐色でかたく、水湿に強く、建築材や橋の建設などの土木用材、家具、楽器、桶、内装材等に用いられます。
若葉は中国やマレーシアでは野菜として利用されます。
インドでは葉が家畜の飼料として利用されます。
樹皮や根、若葉が薬用として用いられます。

〔栽培〕
増殖は株分け、根挿しによります。
霜が降りない地域であれば戸外越冬可能です。
日当たりと水はけのよい場所であれば土質を選ばずよく育ちます。
水やりは根づいた株であれば降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施します。
病虫害は特にありません。

〔備考〕
中国名の「香椿」に由来する名です。

名前
チャンチン(香椿)、ライデンボク(雷電木)、アカメチャンチン(赤芽香椿)、クモヤブリ(雲破り)、トウヘンボク(唐変木)、ヒャンチン、キャンチン
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
チャンチンモドキ、ニワウルシ
植え付け(または播種)季節
11月、12月、1月、2月、3月
花咲く季節
6月、7月
実のなる季節
10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国
形状
直立
草丈・樹高
10000〜20000mm
葉の形
奇数羽状複葉、偶数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
波状、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
5
花の色
桃、白
花径
花序の長さ
150〜250
実の色
葉の色
黄、緑、桃、白
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、食用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
78039
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