植物図鑑
コモチクジャクヤシ
クジャクヤシ属
コモチクジャクヤシ
学名:
Caryota mitis
〔基本情報〕
高さ10mほどになるヤシ。
幹が多数出て、株立ちとなります。
幹は径8~20cmの円柱形で、葉の落ち痕が環状に残り、タケのようにみえます。
刺はありません。
葉は幹の上部に互生する2回羽状複葉で、葉柄を含めて長さ1.5~3mほどになります。
小葉は長さ10~18cmで、魚の尾びれのような幅が広いくさび形となり、上端が不規則に切れ込みます。
花は幹が生長しきって株の寿命が終わるころに咲き、幹の上部に最初の花序が出て、その下部に順次花序が出、下に向かって開花・結実していき、何回か開花したのちに枯れます。
花には雄花と雌花があり、葉の間から出る長さ0.3~0.6mの肉穂花序に多数密につきます。
雄花は長さ1cmほどで、雄しべは12~24個あり、雌花は雄花より小さいです。
果実は径2cm以下の球形で黒紫色に熟し、ときに赤みを帯びます。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
沖縄では戸外で栽培できますが、冬越しには10℃以上を保てるよう冬は室内の明るい場所に置きます。
日向~明るい日陰で、水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は春~秋に緩効性化成肥料を2か月に1回置き肥します。
病虫害としてはカイガラムシ、ハダニ、ペロスタチア病があります。
名前
コモチクジャクヤシ(子持孔雀椰子)、カブダチクジャクヤシ(株立孔雀椰子)、clustering fishtail palm、Burmese fishtail palm、fishtail palm
生活型
ヤシ
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
クジャクヤシ
植え付け(または播種)季節
5月、6月、7月
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国南部~インド
形状
草丈・樹高
10000mm
葉の形
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
肉穂花序
花弁の数
3
花の色
花径
花序の長さ
実の色
紫、その他
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐陰性、非耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
9b〜11b
病害
カイガラムシ、ハダニ
虫害
ペロスタチア病
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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