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植物図鑑

ワタ

ワタ属 ワタ
学名: Gossypium

〔基本情報〕
木綿がとれる植物で、起源の異なる数系統があります。
綿毛の色は白のほか、茶や緑色などもあります。
多年草ですが、耐寒性が弱いため、日本では一年草として扱われます。
葉は互生し、ふつう掌状に3~7裂しますが、分裂しない単葉となることもあります。
葉の縁は全縁です。
花は葉腋に1~数個つくハイビスカスのような形をした5弁花で、白~黄色、まれは紅紫色となり、花底が暗い色となります。
雄ずい筒は花の外に突き出さず、花柱は分岐しません。
花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花です。
果実は蒴果で、種子の表面が綿毛で密に覆われます。

〔利用〕
種子の綿毛を木綿として利用します。
種子からは食用油という油が採れます。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
発芽には気温20~25度が必要で、生育にも高温が必要なので5月半ばに播くようにします。
種子は綿毛を取り除き、傷をつけてから播くと発芽が早くなります。
移植を嫌うので株間30cm以上をあけて直播きして間引くか、ポリポットに播いて植え替えます。
日当たりと水はけ、風通しのよい弱アルカリ性の土壌を好みます。
水やりは幼苗のうちは過湿を嫌うので土の表面が乾いてからたっぷりと与え、真夏の開花期は水切れしないよう朝夕の涼しい時間に毎日潅水するとよいです。
果実がはじけて綿毛が顔を出してからは雨や水に当たらないようにします。
施肥は元肥を施せば特に必要ありませんが、生育具合を見ながら開花前まで緩効性肥料を与えてもよいです。
7月ごろに摘心をして枝数を増やすと花が多く咲きます。
草丈が高くなったら支柱を立てます。
病虫害としてはヨトウムシ、ハマキムシ、ハダニなどがあります。

名前
ワタ(綿)、cotton
生活型
一年草、多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
9月、10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
5
花の色
黄、紫、桃、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
鉢植、切花、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
ヨトウムシ、ハマキムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
その他クラフト
二十四節気、七十二候
処暑 初候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21722
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