植物図鑑
モミジバスズカケノキ
スズカケノキ属
モミジバスズカケノキ
学名:
Platanus ×acerifolia
〔基本情報〕
高さ35m、幹径1~2mにもなる落葉高木。
樹皮は不規則に鱗状にはがれ、濃い褐色と灰緑色、緑白色の3色のまだら模様となります。
枝が横に出てまるい樹形となります。
若い枝にははじめ星状毛が密にはえます。
葉は互生し、掌状に3~5裂し、長さ10~18cm、幅10~22cmほど、はじめ両面とも星状毛が密にはえますが裏面の脈腋や脈上を残して無毛になります。
葉の切れ込みは葉の長さの1/2程度となり、裂片はやや縦長の三角状卵形、縁が粗く切れ込みます。
葉柄は基部が膨らんで冬芽を覆います。
葉は秋に黄色く色づきます。
花には雄花と雌花があり、ともに球形の花序となって、長い柄で吊り下がります。
雄花序は径1cmほどで黄色がかり、柄は長さ2cmほどです。
雌花序は径1.5cmほどで赤みがかり、ふつう2個まれに3個つき、柄は長さ10~15cmほどです。
果実は痩果が集まった球形の集合果で、ふつう2個まれに3個吊り下がり、長く残ります。
種子は風で散布されます。
〔来歴〕
スズカケノキとアメリカスズカケノキの交配種と考えられています。
日本には明治時代に導入されました。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
日当たりと水はけがよく肥沃で適度に湿った土壌を好みますが、環境適応能力が高いので日当たりさえよければ土質を選ばず、やせ地でもよく育ちます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株の周りに施します。
病虫害としてはアメリカシロヒトリ、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)があります。
名前
モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸木)、カエデバスズカケノキ(楓葉鈴懸木)、プラタナス、London plane tree
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
スズカケノキ、アメリカスズカケノキ
植え付け(または播種)季節
11月、12月、1月、2月、3月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
形状
直立
草丈・樹高
35000mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
赤、黄、黄白、緑
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
黄、緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐排ガス性
用途適性
盆栽、トピアリー、公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
4a〜8b
病害
虫害
アメリカシロヒトリ、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
55054
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事