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植物図鑑

ニオイシュロラン

センネンボク属 ニオイシュロラン
学名: Cordyline australis

〔基本情報〕
原産地では高さ20mにもなる常緑高木。
多肉質の根茎をもちます。
樹皮はコルク質で、幹は根元や上部で枝分かれします。
葉は枝先に密に叢生する単葉で、長さが40~100cmの披針形となり、葉先はとがり、質が厚く、葉先が垂れます。
古い葉は根元から折れて垂れ下がります。
葉は無柄です。
葉腋から長さ60~100cmにもなる円錐花序を出し、径0.5cmほどの小さな白色の6弁花を多数、密につけます。
花には芳香があります。
花の基部に3つの苞があります。
子房は3室に分かれ、各室に6~15個の胚珠があります。
果実は径0.5cmほどの液果で、白色に熟します。

〔栽培〕
増殖は挿木、取木、根伏せによります。
関東以南の霜が降りない地域であれば露地栽培が可能です。
水はけがよく、肥沃な土壌を好みます。
斑入り葉の品種は、日当たりが悪いと発色が悪くなり、夏の直射日光では葉やけを起こすことがあるので、秋~春は日当たりのよい場所に置き、夏は半日陰に置くとよいです。
春から秋の成長期は水も肥料もきらさないようにします。
水やりは春から秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
湿度不足になると葉の縁が枯れることがあるので、葉水は一年中与えます。
施肥は春から秋に緩効性化成肥料であれば月1回、液肥であれば週1回与えます。
病虫害としては軟腐病、立枯病、カイガラムシ、アブラムシ、ハダニがあります。

名前
ニオイシュロラン(匂棕櫚蘭)、cabbage tree、cabbage palm
生活型
高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月、7月、8月、9月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ニュージーランド
形状
草丈・樹高
20000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
6
花の色
花径
5
花序の長さ
600〜1000
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病、立枯病
虫害
カイガラムシ、アブラムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19933
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